2015年11月11日(水)ほっこりカフェ後の第2部「幸せに生きるためには―キリスト教的人生観」講話とほっこりカフェ

 2015年11月11日(水)に「幸せに生きるためには―キリスト教的人生観」講話(テーマ「文字から見えてくるもの」)が開催されました。

 参加者はクリスチャンの8名、ノンクリスチャンの3名の方々の合計11名でした。
 
 今日の「幸せに生きるためには―キリスト教的人生観」の講話では、テーマは「共におられ、背負ってくださる神様」で、神様とは
まず、「唯一の神」「創造主なる神」「全知・全能の神」「遍在する神」「永遠なる神」「義の神」「聖なる神」「愛なる神」などの性質を持っておられる方ということを説明しました。
 また神様は「共におられる神様」であることも強調し、夜回り先生水谷修氏の実話を通しての「神様が共におられる」ということの話、「砂の上の足跡」の詩を紹介し、神様は背負ってくださる神様であること、私たちは神様にも人にも支えられ、背負われている存在であることを話しました。

 特に、今回は「共におられる神様」として、マーガレット・F・パワーズ作の「砂の上の足跡」の詩を朗読しました。

ある晩、男が夢をみていた。
夢の中で彼は、神と並んで浜辺を歩いているのだった。
 そして空の向こうには、彼のこれまでの人生が映し出されては消えていった。
 どの場面でも、砂の上にはふたりの足跡が残されていた。 ひとつは彼自身のもの、もうひとつは神のものだった。
 人生のつい先ほどの場面が目の前から消えていくと、彼はふりかえり、砂の上の足跡を眺めた。
 すると彼の人生の道程には、ひとりの足跡しか残っていない場所が、いくつもあるのだった。
 しかもそれは、彼の人生の中でも、特につらく、悲しいときに起きているのだった。
 すっかり悩んでしまった彼は、神にそのことをたずねてみた。
「神よ、私があなたに従って生きると決めたとき、あなたはずっと私とともに歩いてくださるとおっしゃられた。
 しかし、私の人生のもっとも困難なときには、いつもひとりの足跡しか残っていないではありませんか。
 私が一番にあなたを必要としたときに、なぜあなたは私を見捨てられたのですか」
 神は答えられた。 「わが子よ。 私の大切な子供よ。 私はあなたを愛している。 私はあなたを見捨てはしない。
 あなたの試練と苦しみのときに、ひとりの足跡しか残されていないのは、その時はわたしがあなたを背負って歩いていたのだ」

 この詩には深い背景があります。ある時、マーガレットの夫のポールと娘のポーラが水難事故に巻き込まれ、彼女も彼らを助けようとして腕を折り、夫と娘が重傷で集中治療室で寝ていた試練の時に、看護士が夫に向かって「この詩をお読みすれば、きっと励ましになると思うの」と読んでくれたという詩を彼女が聞いて、非常に驚きました。
 それは彼女が若い頃に作った「フット・プリント(足跡)」という詩だったからです。
 
 この詩は1964年にマーガレットによって書かれた詩なのですが、その後、彼女が引っ越しの時に行方不明になって、それがいつのまにか誰かの手によって「作者不詳」ということで発表され、有名になってしまいました。
 それがこのような形で彼女や夫を励ます詩となって戻ってきたのです。その後、夫と娘は奇跡的に助かり、回復しました。
 
 彼女自身「私は過去の経験から、このような辛い時期には主が私たちを背負って歩いてくださることを知っていました。これまでも私たちを背負ってくださいましたし、今も、私たちを背負って歩いてくださっているのです」と告白しています。
 
 また聖書においても、次のように言われています。
「あなたたちは生まれた時から負われ 胎を出た時から担われてきた。同じように、わたしはあなたたちの老いる日まで 白髪になるまで、背負って行こう。わたしはあなたたちを造った。わたしが担い、背負い、救い出す」(イザヤ46:3,4)。

「わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる」
            (マタイによる福音書28章20節)

「『その名はインマヌエルと呼ばれる。』この名は、『神は我々と共におられる』という意味である」(マタイ1章23節)

 今も、これからも神様は辛く、苦しい時には私たちと共にいて、背負って歩いてくださることを覚えたいと思います。
 




 
 またバザーが近づき、バザーの案内看板を出し、バザー準備などをしました。
 ほっこりカフェでは美味しい、干し柿と柿の差し入れがあり、ほっこりして感謝でした。
 






 
 次回のほっこりカフェは11月18日(水)14時半から開催します。
 コーヒー、紅茶などを飲んで、お菓子を食べながら、おしゃべりしませんか。
 また第2部として、15時半から「聖書から人生を学ぶ」(聖書箇所 マタイによる福音書24章14節〜30節の「タラントン」のたとえ)を開催します。

 人生の悩み、問題、苦しみなどを共に話し、質問したりして、気持ちを楽にしませんか?
 初めての方も大歓迎です。どうぞ、お気軽にお越しくださいませ。
 お待ちしております。